Q&A キリスト教一般について

Q&Aコーナー

ここには、教会に関するQ&Aです。 牧師の中村が答えます。
他人には聞きにくい、素朴な疑問など、遠慮せずにメールでお送りください。m(..)m
「わからないことは誰かに聞く」をモットーに、調べて答えようと思っています。一度書いたあとでも、知識が増した り修正させられたときは、書き加えたり書き換えたりもします。(^^ゞ

Q1.「バレンタインデー」ってチョコレートに関係があるのですか?

A1.バレンタイン・デーはチョコレートと関係ありません

「聖バレンタイン」の話

 今から、1760年以上も前、キリスト紀元の250年頃、ローマの町に、たいへん熱心に神さまを信じるバレンタインという人が住んでいました。もっと正しく言えは、ヴァレンティヌス(Valentinus)と言います。

 バレンタインは、救い主キリストに仕えたいと考えて、修道院の修道士になりました。でも、他の修道士たちのようにじょうずに賛美歌を歌ったり、美しい絵画を書いたり、力づよい説教で伝道することができないことをいつも寂しく思っていました.「私はこんなにイエスさまを愛しているのに、なんにもできない..」。

 そんな悲しい気持で過ごしていたある日、バレンタインは心の中に小さい声を聞きました。「あなたにできることを続けなさい。主はそれをお望みです」。バレンタインは自分にできることを一所懸命考えました。「そうだ、私は毎日ひとりずつ、さびしい人や苦しんでいる人に聖書のみ言葉、神の言葉を書き贈ることにしよう。それを一生つづけてイエスさまの愛を伝えよう」。

来る日もくる日も、バレンタインは町を歩いてさびしい人や悲しんでいる人を見つけると、小さいカードに愛のみ言葉を書いて贈りました。世の中にはなんて沢山の人々が苦しんでいることでしょう。やがてバレンタインは町中の人に「愛を伝える人」として知られるようになり、皆から慕われ、尊敬されるようになりました。

ところが...ただひとり、バレンタインをとても嫌っている人がいました。それはヴァレリアヌス皇帝でした。バレンタインが自分よりも皆に好かれ、尊敬されているのをねたんだのです。皇帝はもともと、キリスト教が大嫌いでした。そこで、バレンタインをつかまえて牢屋に入れてしまいました。もうバレンタインはさびしい人を訪ねたり、愛と慰めの手紙を書くことができなくなったので、大変悲しみました。

ある時、牢屋の高い所にある小さい明かり取りの窓でカサコソと音がしました。バレンタインが目を上げてみると、それは一羽のハトでした。ハトは、くわえてきたハート型の木の葉と、自分の体から抜いた羽根を一本、牢の中にヒラヒラと落としました。バレンタインはそれを拾うと、羽根をペンにして木の葉に愛の言葉を書きました。ハトはそれをくわえると、町の空に飛んで行って、悲しむ人に届けました。昔々の航空便です。ハトは毎日、木の葉を一枚ずつ持ってきては、愛の言葉を人々に届けました。

やがてヴァレリアヌス皇帝が死んで、バレンタインは牢屋から解放されました。そして再び、自由に神さまに仕えることができるようになったのです。しかし、 皇帝クラウディウス2世のキリスト教迫害によって、バレンタインは殉教の死をとげました。紀元269年のことでした。人々は大変悲しみ、教会はこの愛の使徒をしのんで、「聖バレンタイン」と呼ぶようになりました。そして、バレンタインが死んだ2月14日を祝日として守ることにしました。

あなたも、神さまがお喜びになることで、自分にできることを何か一つ見つけて、それを一生続けるように決心なさってはいかがですか?

それを考えるのが、バレンタイン・デー(聖ヴァレンティヌスの日)なのです。

Q 2.神父は、自分の教会以外では式をしてあげげないというのは、本当ですか?

A 2.神父の生活は知らないです。   わたしの場合は、呼ばれれば教会外でも司式することがあります。

Q 3.十字架に、キリスト像があるものと、ないものの違いは なんですか?

A 3.キリスト像付きは、わたしの罪のために十字架にかかられたキリストの苦しみを深く味わうことができます。キリスト像なしの場合は、復活されたキリストを深く思うことができます。

Q 4.神が、二人を引き合せたと言う考えかたは、カトリック ですか?

A 4.カトリックについては知りません。(^^ゞ

プロテスタントでは統一解釈はないと思いますが、 わたしの理解では、二人に信仰があるのならば「引き合わせたのは神」と言ってもいいが、やがて、「引き合わせた神のせい」なんて言い出す輩たちには、「引き合わせたのは神ぢゃない」と言っておいたほうがいいのではないかと。

「引き合わせる」という考えの根拠になる聖書の言葉は、たぶん創世記2章21.22節あたりでしょう。「21 主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。22 そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。主なる神が彼女を人のところへ連れて来られると、」続きは、聖書を読んでください。

結婚式の式文では、「神が合わせたものを人は離してはならない」とあり、出会いよりも結婚生活そのものの主導権を神が持つ、という信仰理解が適当かと思います。

Q 5.バージンロードの絨毯が、赤はカトリック、白はプロテスタント なのですか?色のちがいに意味はあるのですか。

A 5.絨毯の色で区別することはできないと思います。

絨毯がないところもあるし。キリスト教会では、典礼色といって、色には意味が付けられています。赤は生命や血 を表しています。殉教者の血のこともあります。白は純潔や復活を表します。当教会では、結婚式の時には赤い絨毯の上に白い布を敷いていま したが、最近はカーペットだけを敷くようにしています。

結婚式を礼拝と考えることも多くなりましたので、普段の礼拝のままの状態で行うために、絨毯を敷かなくなっている教会も多くなっています。すでにヴァージンぢゃないというケースが多くなっているからかは不明です。(^^ゞ

Q 6.牧師(神父)の、肩にかかっている白い布は、結婚式のときに使うもの ですか。

A 6.肩にかけている布を 「ストール」と呼びます。礼拝などの時に使い、職務遂行中であることを表します。

警察官のバッチが表すことと一部同じです。

結婚式のときには、新郎新婦に握手をさせて、その手をくるむか、手の上にのせるなどします。二人がした結婚の約束に神が深く関わり、祝福してくださることを表します。

この布も「典礼色」に関わります。 わたしは、白、赤、緑、紫のストールを持っていて、結婚式以外でも使います。

Q 7.眞先生は、お神輿・・・には、縁がなかったのでしょうか?

A 7.お神輿は神道用語。縁は仏教用語。と、日常的に宗教混交のわたしたちの国ですが、一応わたしなりにけじめをつけるつもりで、縁を持たないことにしています。(^_-)

わたしたちの教会がある地域では、7月下旬に夏のお祭りがあります。

お神輿は、もちろん御神輿で、御は尊いもの。神輿は神が乗るものの意味です。輿は乗り物だからです。

神社の神主によって、御輿に「御霊入れ」(つまり神社の神を連れ出し乗せること)をしたら、御神輿になります。神社の神さまは自分で歩きませんから、神輿にのって人々のところを回ります。神輿や山車が家にぶつかって塀を壊しても、文句を言わないのは、神が乗っているからです。

もちろん、神輿を担いだり山車を引いて回るのはレジャーだとかスポーツだとか説明する不信心な輩もおりますが、祭が終わると、神主がしている「御霊抜き」(神を社に帰す)が神事であることを知らないだけです。

神社の氏子が神輿を担ぐのは当然のことな のでしょうが、子供会のイベントとして、山車を引っ張ったり、あとに付いていくと、子どもたちはお菓子をもらえるというのは、神道とは関係ないことですが、エサで釣られた子どもたちに神道を支援させているような気がして、どうなのかなぁと思っています。( わたしはお菓子を目当てにくっついていった口です)

Q 8.世界では西暦というカレンダーが使われていますが、西暦ってなんですか?

A 8.西暦とは「西洋の暦」ということですが、正確にはキリスト教会のカレンダーなのです。

「西暦」を作ったのは、497年に生まれ、ローマで修道院院長をしたディオニシウス・エクシグウスという人です。紀元525年に彼がイエス ・キリストの誕生を基準に計算し、ローマ建国紀元754年を主イエスが誕生した年としたのです。

この暦では、紀元前をB.C.(before Christ ビフォアー クライスト=キリスト以前)、または、A.C.(ラテン語 ante Christum = before Christ)と呼び、紀元後はA.D.(ラテン語 Anno Domini アンノ ドミニ=主の年にて)と呼びます。 歴史的には、ラテン語の「AC」と「AD」だったのでしょうが、より区別しやすくするために、「紀元前」を「BC」にしたんでしょうね。それにしても、アルファベットの最初の4文字ですべてを表すことを考えた人はエライ! と思います。

後世になって再計算され、イエスの本当の誕生は紀元0年より数年早かったと修正されています。

世界中で通用する暦を作るのはむずかしく、 「平成」を使いたくないキリスト者がいるように、「西暦」を使いたくない他宗教の方々 (ユダヤ教の人々も)は、BCをBCE(before Common Era ビフォアー コモン エラ)に、ADをCE(Common Era)という用語を使って対応しているようです。それでも、「Common Era」の基準は「イエス・キリスト」であることには変わりありません。

教会の暦には、わたしたちのプロテスタント教会やローマカトリック教会で使用している「グレゴリオ暦」と東方教会で使用している「ユリウス暦」があります。

ユリウス暦とは、ローマのユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が、紀元前46年に制定した太陽暦です。一年を365日とし、また4年に一度366日ある閏年を置きました。

それまでの暦よりも優れているとはいえ、ユリウス暦は約130年につき1日の誤差が生じます。こうして16世紀後半になると、実際の春分が暦より10日も早くなり、イースターなどの日取りを決めるのに適切でなくなってきました。

これを正すために、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世が制定したのが、グレゴリオ暦です。4年に一度の閏年は同じですが、100で割り切れる西暦年は閏年とならず、さらに400で割り切れる西暦年は閏年となります。この方法では、一日の誤差が生じるのに3000年もかかるという正確さです。

Q 9.ゴスペルクワイアってどんな意味ですか?

A 9.ゴスペルは「福音」、クワイアは「聖歌隊」という意味です。

賛美歌を歌う教会の合唱団と言ったらいいでしょう。メサイアを歌う合唱団もありますが、ゴスペルという分野の讃美歌を歌う合唱団がゴスペルクワイアです。

本来、ゴスペルは、「福音」という意味の言葉ですが、そこから派生した言葉で、「黒人霊歌」と一般的に言われるものです。総合すると、「黒人霊歌を歌う教会の合唱団」になります。

「教会の」というのは、単に会場を表すことよりは、教会員で構成するという意味だと思います。欧米では、讃美歌を歌うのは「教会の聖歌隊」って相場だと思うのですが。日本では、 キリスト者でなくても、ガンガン歌いますね。

「天使にラブソング」という映画(ビデオ)も参考になるかも。

ついでに、「クワイア」の由来は、教会堂の中で聖歌隊が歌っていた場所を指していたのだそうです。その昔のヨーロッパの教会堂は上空から見ると十字架の形になるように造られていて、その横木の部分で聖歌隊が歌っていて、そこをクワイアと呼んでいた ようです。

Q10.ハローウィンは教会では何をしますか?

A10.何もしません。(^^ゞ

紀元1世紀の初代教会から「殉教した聖徒たち」を記念する日を定めて記念されてきたのですが、1年は365日しかないので、やがてすべての日が天に召された聖徒たちで埋まってしまうことになり、全ての聖徒たちをまとめて記念する日として、11月1日を諸聖徒日 [オールセインツデイ]としました。(万聖節とも呼びます。典礼色は白) ちなみに、信仰を持って死んでいったすべての信徒たちを記念するために、11月2日を万霊節[オールソウルズデイ]としています。

さて、ハローウィンですが、古代ケルト起源で、秋の収穫を祝い悪霊を追い出す祭りです。 それはケルトの暦では10月31日が大晦日で、11月1日が新年でした。厄を落として新しい年を迎えることに繋がるのかも知れません。

万聖節(11月1 日)の前夜祭として。アメリカでは、カボチャをくりぬき目鼻口をつけた提灯(ちようちん)を飾り 、夜には怪物に仮装した子供たちが「お菓子をくれなきゃ悪さをするよ」と言いながら近所を回り、菓子をもらいます。

ということで、聖書に出てこないことなので、当教会でも附属幼稚園でも何もしません。

Q11.「イースターエッグ」って何ですか?

A11.イースターに飾る卵です。(^^ゞ

イースターは「復活祭」と言われ、イエス・キリストの復活を祝う祭りの日です。

北半球の方ではちょうど春の時期にあるので、春を呼ぶ祭りとしても知られている。イースターという名も、古いゲルマン民族の春の女神「ESTERA」に由来するのだそうです。

エッグは、その硬くて無機的な殻を破ってひよこが生まれてくることから、イエス・キリストの復活に対応する「新しい生命」をあらわすアイテムになっています。 なぜ卵を使うようになったのかは、そのほかたくさん理由付けがあります。  

「イースターエッグ」がらみの情報

1.「ウクライナ・イースターエッグ」

ウクライナ・イースターエッグ装飾は、旧ソ連のウクライナ地方に世代を通して伝わってきたものですが、現在では、復活祭(イースター、4月)に登場するカラフルな復活祭の卵(イースターエッグ )として世界中で有名になっています。イースター・エッグはウクライナ語 (Ukrainian) でピサンカ(Pysanka =単数)、ピサンキ(Pysanky =複数)と呼ばれています。キリストが登場する前の2000年以上の昔、人々は「大きな力が卵に存在する」と信じて、卵に色や絵を着けて装飾していました。その当時の人々にとって卵は、長い冬の束縛から地球を解放し、新しい希望、新しい生活、繁栄を約束する春の始まりを象徴していました。 

2. イースターエッグ(基本形)

必要なものは、ゆで卵、食用着色料、お湯、酢、クレヨン、サラダ油など。

まずはクレヨンで卵に模様を描く。
熱湯に食紅などの着色料と酢を加えたボールに漬け込む。
その後サラダ油で磨けば、できあがり。
(クレヨンは口に入れてもいい幼児用のものを使えば、彩色した後、食べることができる)

3.イースターエッグのキャンドルの作りかた

タマゴのてっぺんに小さな穴をあけ、中身を出します。(基本は、そのまますって飲むとおいしい) 中をよく洗って、乾かします。クレヨンで色づけしたロウを流し込みます。固まりかけたら芯を差しこみます。ほぼ固まると目減りし空洞ができるので、その穴へ再びロウを流して固めます。しっかり固まったら、殻をむきます。タマゴの形そのまんまのキャンドルが出来上がります。殻のむきかけも可愛いので、いくつかはむきかけにしておいて、殻に絵を描くなどするのもよいかも。

4.イースターエッグポプリの作り方

タマゴのてっぺんに小さな穴をあけ、中身を出します。(基本は、そのまますって飲むとおいしい) 中をよく洗って、乾かします。「ポプリ」を卵にあけた穴から中へ入れる。(紙で漏斗を作ると入れやすい) 木工用ボンドを使い、1~2センチ角に切った「はぎれ」をきれいに貼る。(穴の部分に織り込むように貼ると良い) 仕上げに「ゴース」を使って穴をふさぐ。穴の周囲に細めの飾りひもを使って飾りにしてできあがりです。

5.イースターエッグ(カクテル)

チョコレートクリームリキュール 30ml ・アドヴォカート 30ml 氷を入れたグラスにチョコレートクリームリキュールを注ぎアドヴォカートを静かにフロートする。

  ついでに、イースターがらみでは色々あります。

1.「イースターバニー」だっている

昔、子ども好きの貧しいおばあさんが、ある年のイースターに彩色した卵を庭に隠し、子どもたちにそれを見つけさせるゲームをした。すると野ウサギがちょうどその場所に通りかかり、それを見て子どもたちが「ウサギがこの卵を配っている」と勘違いをしてしまった。それ以来、ウサギは卵の使者?ということで、イースターバニーと呼ばれている。

クリスマスでいうところのサンタクロースみたいに、良い子の家に配ることもするらしい。 ドイツの民話が出典らしい。他の起源:ウサギは赤ちゃんをたくさん産むから

2.コンピュータの世界の「イースターエッグ」

コンピュータハードウェアやソフトウェアで本来の機能とは関係のない、または、本来の機能を補足する隠し機能などのことをいう。隠し機能なので、もちろんマニュアル等には記述されていない。隠し機能として多いのは、クレジット、ジョークメッセージ、ゲームなどの裏技など。普通は、開発者が意図的に組み込んだものであるが、希に不具合によるものと思われるものもある とか。


教会について
礼拝について
キリスト教一般について
はじめての方へ戻る