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インフルエンザQ&A
熱が出たら2日以内に医師の診断を。
*乳幼児はインフルエンザ特有の症状(頭痛、倦怠感、筋肉痛など)が軽く、鼻水や咳が出て普通の風邪と区
別しにくいので、熱が出たら2日以内に医師に診てもらい、経過をよく見るようにしましょう。このページの情
報は、「インフルエンザ情報サービス」より。 *さらに詳しく知りたい方は、左でリンクしています。
Q1.インフルエンザと普通の風邪と、どう違うのですか?
A2.咳や鼻水、熱などの症状は似ていますが、原因となるウイルスの種類が全く別の病気です。インフルエンザ
はあっという間に大流行し、かかると急に38〜40℃の高熱が出ます。特に小学校入学前の小さなお子さん
は入院するほど重くなったり、合併症を引き起こすことがあります。
Q2.「合併症」というのはどんな病気ですか?
A2.インフルエンザの合併症には中耳炎、気管支炎、肺炎などがありますが、最近、深刻な問題になっているの
は小さなお子さんの脳炎、脳症です。毎年、約100人のお子さんが死亡し、同じくらいの後遺症患者が出て
といるいわれています。脳炎、脳症は症状が出てから0〜2日で死亡することの多い怖い合併症です。
Q3.インフルエンザにかからないようにするには、どうすればいいのですか?
A3.インフルエンザを予防するには、◎予防接種を受ける。◎栄養と休養を十分にとる。◎人混みを避ける。◎マ
スクを着用する。◎手洗いとうがいをする。といったことをおすすめします。
Q4.それでも、インフルエンザにかかったら、どうすればいいのですか?
A4.水分や栄養をとって安静にすることはもちろんですが、普通の風邪とは違いますから、熱が出たら2日以内
医に師の診断を受けて下さい。
Q5.新聞などで報道されている最新の治療法とは、なんですか?
A5.ウイルスの活動を抑える新薬が開発され、インフルエンザを治療することができるようになりました。一般の
薬局や薬店では買えませんので医師に処方してもらいます。感染前に投与することでインフルエンザの症
状が出るのを一時的に予防する効果もありますから、予防接種を受けなかった場合は医師に相談しましょう。
これは危険です!
小さな子どもにアスピリン入りの解熱剤や風邪薬を飲ませること。
急性脳症を引き起こす可能性があります。大人用の解熱剤によっては体温や血圧の急な低下を引き起こす
こともありますので、医師に相談し、小児用の風邪薬や穏やかな解熱剤を処方してもらいましょう。
子どもが突然吐いたが寝かせたままにしていた。
お子さんがお茶やジュースなどを飲んでもすぐに吐いてしまったり、けいれんを起こしたりしたときはすぐ医師
に診てもらいましょう。脳炎、脳症などの合併症の可能性を考える必要があります。
これは注意です!
市販のかぜ薬でインフルエンザをなおす。
市販のかぜ薬は熱、咳、鼻水などの症状を抑える薬です。インフルエンザに直接、効くものではありません。
これは誤りです!
以前にもらった抗生物質が残っていたので飲ませる。
抗生物質は細菌に効果のある薬です。ウイルスには効きません。
ここからの情報は「かのうクリニック」の「診察室コーナー」からいただきました。
興味のある方は直接、「かのうクリニック」のホームページをご覧ください。
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<インフルエンザウイルスについて>
インフルエンザウイルスは、まずA・B・Cの3型に分けられ、このうち流行的な広がりを見せるのはA型とB型だけです。A型はさらにH(15種類)とN(9種類)で細かく分けられています。人間に感染してインフルエンザを起こすウイルスで、現在地球上で流行している型は、以下の3種類だけです。
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A型 H1N1 --- Aソ連型 A A型 H3N2 --- A香港型 B
B型
それなら、この3つの型に対して抵抗力ができればもうOKのような気がします。しかし、同じA型H1N1とかA型H3N2でも微妙な違いがあるものがいろいろあるのです。残念ながら人間の免疫能力がその微妙な差にうまく対応できず、去年インフルエンザにかかっていても、今年のウイルスが”同じ型だけど微妙に違うウイルス”であれば、やっぱりかかってしまうということになります。
インフルエンザの流行は、世界中ほぼ同じウイルスで起こっています。この”同じ型だけど微妙に違うウイルス”に関しても、だいたい世界中同じものが流行するようです。これは、交通の発達によって人間が飛行機で世界中を移動していることも原因のひとつでしょう。しかし、もっとも大きな原因は、渡り鳥がウイルスを運んでいるということです。インフルエンザは人間だけでなくトリやブタにもかかるのです。
この”同じ型だけど微妙に違うウイルス”がどんなものなのかは、日本だけでなく世界中が研究していて、夏冬が逆の南半球のインフルエンザウイルスや、渡り鳥がかかっているインフルエンザウイルスから、WHO(世界保健機構)が今年流行しそうなウイルスを発表しています。日本のインフルエンザ予防接種も、この発表に基づいて作られており、アメリカなどの諸外国と内容はほぼ同じものになっています。
このように、流行しているウイルスは同じ型でも毎年少しずつ微妙に変わっています。そのため、予防接種が明らかに有効なのは受けたシーズンだけで、翌年には必ずしも効果があるとは言えません。また、予防接種のしっかりとした効力は約半年ぐらいのもので、まったく同じものが流行したとしても、翌年に十分な効果が残っているわけではありません。
よく、ワクチンの型が当たっていたとか当たらなかったとか言いますが、このA型H1N1とA型H3N2とB型の3種類はちゃんと入っているので、はずれたとしたら、それは”同じ型だけど微妙に違うウイルス”の種類が微妙に違っていたということです。つまり、基本的な型はすべて押さえてあるわけですから、はずれていてもある程度の効果は期待できます。
<インフルエンザの予防接種について>
ワクチンの接種は、通常2回で1〜4週の間隔で行うことになっています。できることなら、なるべく4週に近い方が効果は良いので、3週ぐらいあけるのがベストかと思います。ただし、12月以後はあまりゆっくりやっていると予防接種の効果が出る前にインフルエンザにかかってしまうかもしれないので、2週間ぐらいの間隔が適当かと考えています。
13歳以上の人は、1回の接種でも大体の効果は期待できると言われています。アメリカでは、成人は原則として1回です。大人は今までに何度かインフルエンザにかかっているので、微妙に違っていたとしても同じ型のウイルスには多少の免疫力を持っているわけです。そのため、今年の流行株の予防接種を1回やってその免疫力を補強しておけば、インフルエンザにかかるのを防ぐことができるだろうという考え方です。
12歳以下の子供は、今までにそれほど何回もインフルエンザにかかっていないので、インフルエンザに対する基本的な免疫力が非常に少ない可能性が高く、1回の予防接種だけでは不十分で、きちんと予防接種を2回受けることが必要です。また、受験生とか、どうしても仕事を休めない職業の人とか、喘息など気管支に持病のある人なども、やはり2回接種の方が間違いがありません。
また、65歳以上の方も予防接種は2回受けられた方がよいでしょう。年齢が進んでも予防接種に対する反応性がそれほど変わるわけではありませんが、肺炎などの合併症が起こったために、死亡したり後遺症が残ったりするのを防ぐという意味で、最も予防接種を受ける必要性が高いのが、この年齢層でもあるからなのです。
最後に、インフルエンザの予防接種はインフルエンザにかからないための予防接種であって、他のウイルスによる風邪に関しては、まったく意味がありません。また、予防接種をしていてもインフルエンザにかかることはある程度あることのようです。ただ、予防接種をしてあれば、少なくとも軽くすむことは確かです。
インフルエンザの予防接種を特にやった方がよいのは、65歳以上の人と、5歳以下の子供です。65歳以上の人に関しては、インフルエンザにかかったとしても軽くすむため、肺炎になる確率が激減することは間違いありません。5歳以下の子供に関しては、インフルエンザ脳炎・脳症になる確率が減るだろうと期待されています。ただし、まだ脳炎・脳症に関する厳密な統計があるわけではありません。 |
