2019年聖書の旅
(イスラエル)
「第7回2019年聖書の旅」を2019年3月19日(火)~28日(木)に10日間の聖書の旅をしてきました。
第6回までの旅行の反省を活かして、練りに練ったプログラムを用意しました。わたしが計画するオリジナルプログラムなので、一般の旅行会社が企画する通常のツアーでは行かないところへも行き、しないこともいたします。
今回はトルコ航空を利用しました。イスラエルでの日本人ガイドはバルッフエル恭仁子氏(通称クニコさん)に、ツアーは「ホーリーランドツーリスト センター」にお願いいたしました。
今回のミッションでした。(初)は初めての企画です。
1.ガリラヤ
「アルベル山」に登り、ガリラヤ湖を眺めながら日曜日の礼拝をささげました。
2.死海
二泊したので、「浮遊体験」で死海をまったり堪能しました。
「マサダ(要害)」(世界遺産)東側の「蛇の道」を歩いて登りました。(初)*下りにはロープウエイを使いました。
3.エルサレム
「ヒゼキヤのトンネル」(533m)内を歩きました。*乾いた道も選べました。
4.ネゲブ砂漠
アジア大陸とアフリカ大陸の狭間「地溝帯ラモン・クレーター」を見ました。
5.エルサレム
2000年前の味を再現した「マラウイワイン」をエルサレムのワインショップで購入し、日本に送ってもらいました。(初)ついでに、スーパーマーケットにも寄りました。
3月 |
曜 |
行 程 案 (2019.3.15版) |
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1 |
19日 |
火 |
成田空港(21:40発)⇒ |
2 |
20日 |
水 |
イスタンブール(04:25着)→イスタンブール(07:45発) ⇒テルアビブ(08:50着)→ベールシェバ→ミツペ・ラモン→ロトの妻の塩の柱→死海泊 |
3 |
21日 |
木 |
死海→マサダ→エンゲディ→死海連泊 |
4 |
22日 |
金 |
死海→クムラン→主イエス洗礼場→エリコ→ヤルデニット→ガリラヤ泊 |
5 |
23日 |
土 |
ガリラヤ→バニアス→タプハ→ペトロ主位教会→カファルナウム→ガリラヤ連泊 |
6 |
24日 |
日 |
ガリラヤ→アルベル山→乗船→ナザレ→カナ→ガリラヤ3連泊 |
7 |
25日 |
月 |
ガリラヤ→カルメル山→ベツレヘム→エルサレム泊 |
8 |
26日 |
火 |
エルサレム観光(オリーブ山、ゲッセマネの園、鶏鳴教会、ダビデの町、ヒゼキアのトンネル、シロアムの池、ドロローサ、園の墓)→エルサレム連泊 |
9 |
27日 |
水 |
エルサレム観光(岩のドーム、嘆きの壁、最後の晩餐の部屋、ダビデ王の墓他)、エンカレム→テルアビブ空港(20:55発)⇒ |
10 |
28日 |
木 |
イスタンブール(00:25着)-(02:00発)⇒成田空港(19:40着) |
宿泊したホテル
死海-ホッド・ハミドバール・リゾート・ホテル(4つ★)
ガリラヤ-マアガン・ホリデー・ビレッジ(3つ★)
エルサレム-グロリア・ホテル(4つ★)(初)
ここからは、写真は唯さんと務川さんと眞、コメントは務川さんのものを中心に旅を紹介いたします。眞(わたしのコメントには名前を付けました)
2日目 テルアビブ、ベールシェバ、ミツペ・ラモン、ロトの妻の塩の柱、死海泊
ベールシェバ
ベールシェバの復元された町の様子と水溜。眞
この年は雨が多く降り、後のワジ(水なし川)に水を見ることが出来ました。眞
アブラハムの井戸。眞
中央が日本人ガイドのクニコさん。眞
ラモン・クレーター
久々の子連れ海外。3人娘を連れて、イスラエルに来ています!
長女・次女の幼稚園のご縁で、埼玉新生教会主催の「2019聖書の旅」という企画に参加させてもらい、長年の夢だったイスラエルへの旅が実現しました。嬉しい嬉しい嬉しい( ^ω^ )
南部のラモン・クレーター。ここは隕石のクレーターではなく、かつて海底だったところが侵食とか地殻変動とか色々あって、今は砂漠の中にすり鉢のように陥没した地形として現れているのだそうです。雄大すぎる眺めです。
娘たちは「わぁ?すごーい!」と景色を一瞥したのち、地べたの石ころを拾って「じゃあここ、ほーせきやさんね?るびーとだいやもんどとぉ・・」
どんな状況でも自分たちのペースで場を作り出す子供たちと旅をしていると、斬新な発想と行動の数々に笑わされたり、目からウロコを落とされたり、集合時間に遅刻させられたり、砂漠の高速道路を走行中の車内で突如「おしっこ!」と緊急指令が下ったり。
ざっくり言うと大変だけど楽しいです。
暖かく受け入れてくださるツアー参加者の皆さんには感謝しかありません。
中東諸国では必ずお目にかかるナツメヤシ。砂漠の過酷な環境の中で見上げるような巨木に育ち、果実は食用に、葉はカゴを編んだり屋根を葺いたり、幹は木材にと捨てるところなく利用されるのだそうです。
実の味は干し柿と黒蜜を合わせたような濃厚な甘さで、美味しくて大好き!
でも私、今回の旅で初めてナツメヤシの木を美しいと思いました。イスラエルにはナツメヤシのプランテーションがたくさんあって、すらりと伸びた、手入れの行き届いたナツメヤシの林を至る所で見かけます。スモーキーグリーンの葉っぱがゆったりと風にそよぐとザラザラ?っと乾いた音がして、砂漠感満載。素敵。
こちらでは、美人の立ち姿をナツメヤシの木に例えるそうです。立てば芍薬…もいいけど、ナツメヤシってのも素敵ね。
3日目 死海→マサダ→エンゲディ→死海連泊
マサダ(要害)
後方左側にロープウエイ発着所。妻の帽子後方から、「マサダ」(世界遺産)東面の「蛇の道」を歩いて登りました。(初)眞
頂上をナイフでスッパリ切り取ったような形の岩山の上に要塞都市が建設されています。今から2000年ぐらい前の遺跡です。 「天然の要塞」っていうのはこういうことなんだな。こりゃ攻めるの大変だわ。高いし切り立ってるしゴツゴツしてるし暑いし喉乾くし。ここに道作って甲冑着て武器持って登った昔の戦争って・・
頂上への道は所要3分のロープウェイ、または徒歩で最短30分?の「蛇の道」。標高は50mなんだけど、スタート地点が海抜マイナス400mなので、450mの登山となります。
8歳の長女、4歳の次女、そして1歳をおんぶした母、「蛇の道」を登り切りましたー!!1時間ぐらいかかったかな?頑張ったよぉ?!
頂上から死海を見下ろしていい気分。いっぱいいっぱいで、ほとんど写真撮れなかったことが悔やまれる・・・
右手に小部屋があり、ユダヤ教のラビが写経をしています。眞
次回は、この奥から、ローマ軍が増築した道を下ってみたいと思います。眞
下りはロープウェイでするする?っと。麓の売店でアイスを買ってもらって幸せなひととき。 食べ終わって棒をゴミ箱に捨て、その足で鬼ごっこを始める8歳と4歳です。これが若さか。
エンゲディ
砂漠の岩山の麓に突如現れる緑のかたまり。死海のほとり、エン・ゲティというオアシスです。
ヘブライ語で「エン」は泉という意味だそうで、砂漠地帯に「エン・なんとか」という名前の町が多いのも納得です。
中に入ると、泉というには水量が豊富すぎるほどの川がザーザー流れていて、周辺の砂漠とは本当に別世界です。
野生の岩ダヌキや野ヤギ(エイベックス?)に出会いながら渓谷を登って、一番奥の滝のところでメンバー全員で讃美歌を歌いました。
神さま、水をありがとう。この風景を見たら、自然とそんな気持ちが湧き上がってきます。お水は大事だよー!!←日本に住んでると忘れがち。
「砂漠が美しいのは、どこかに水をかくしているからだよ」by星の王子さま
名言だー!!!←砂漠に来るとなんだか叫びたくなる人。
死海浮遊
毎回、楽しみにしている死海浮遊体験です。死海ではHODホテルが定宿です。イスラエル10日間の旅で、死海に連泊するのはわたしたちのプログラムだけです。プライベートビーチで泳げるだけでなく、ホテルの1Fには死海の水を温めたプールやジャグジーがあって、最高なのです。残念ながら、子どもたちは入場できません。眞
前回来た時はできなかった浮遊体験も泥パックも、今回はできて大満足♪
4日目 死海→クムラン→主イエス洗礼場→エリコ→ヤルデニット→ガリラヤ泊
クムラン
左下の洞窟からも、ユダヤ教の聖書(タナハ)の写本が見つけられました。眞
カスル・エル・イフード(主イエス洗礼場)
後はヨルダン川。対岸はヨルダン・ハシミテ王国側のベタニーです。珍しく、水量が多かったです。眞
エリコ
エリコの遺跡。後方は主イエスが洗礼を受けた後、サタンの誘惑にあった「誘惑の山」。眞
中腹には修道院が。ロープウエイに乗って行きます。眞
ロープウエイ終点脇にはこんな店もありました。眞
5日目 ガリラヤ→バニアス→タプハ→ペトロ主位教会→カファルナウム→ガリラヤ連泊
荒涼とした砂漠地帯の死海沿岸から北上し、ガリラヤ地方の風景です。
バニアスに向かう途中、長女がバスに酔ってしまい、急遽バスを停めて休憩したガソリンスタンドの裏は、春のお花畑でした。
冬の間だけ雨が降るイスラエル。
3月は草花が一斉に咲き乱れ、バスの車窓には一面の緑の絨毯が広がります。
来る前は、もっと乾いた黄土色の景色を想像してました。意外や意外。
休憩中の私たちの頭の上を、ヨーロッパへ渡る途中の鶴たちが大群で通り過ぎて行きました。 ツアーの移動を足止めしてしまった娘のバス酔いでしたが、「おかげでいいもの見れた」と声をかけてくれた参加者の皆さま。それから、そんな気持ちにさせてくれた鶴の皆さま。感謝です。
ガリラヤ地域の北部、風光明媚なバニアス(フィリポ・カイザリア)です。眞
後方が、上ヨルダン川の源流です。眞
ガリラヤの宿は「キブツ・マアガンです。ガリラヤ湖南端の位置にあり、プライベートビーチを持っています。湖岸に降りられるという意味です。眞
部屋の中の様子です。☆☆☆ホテルです。
6日目 ガリラヤ→アルベル山→乗船→ナザレ→カナ→ガリラヤ3連泊
アルベル山
山頂から西側、タブハ、カファルナウムを望むことができます。
礼拝では小河先生のメッセージと祝福を受けました。
ガリラヤ湖
ガリラヤ湖の船
ナザレ
マリア記念のカトリック教会です。眞
ヨセフの記念教会も奥にあります。眞
カナ(主イエスが水を白ワインに変えた町です) 写真がありません。眞
7日目 ガリラヤ→カルメル山→ベツレヘム→エルサレム泊
カルメル山(預言者エリヤがバアルの預言者群と戦ったところ)
ベツレヘム(その意味はパンの家)
パレスチナ自治区内にある街、ベツレヘム。ここでの訪問先はただひとつ、その名も「生誕教会」。どなたの御生誕なのかは言わずもがなですよね。
イスラエルからパレスチナ自治区を隔てる分離壁を超える時に軽く検問があり、ゲートをくぐるとそれまでのイスラエルの落ち着いた雰囲気とは打って変わって、くねくねと入り組む街路に溢れるアラビア語の看板。渋滞+クラクション+荒い運転の中を、私たちの大型バスは奇跡のようなドライビングテクニックで坂を登り降りし、バスターミナルに到着しました。
ここでバスを降りて、生誕教会までは徒歩で行きます。あいにくの小雨でしたが、ベツレヘムの街並みをゆっくり眺められて嬉しい。
商店やカフェが立ち並ぶ緩やかな坂を上っていくと、道端の壁に御生誕のモザイク画が!気分が高まります?
娘たちは、通りすがりの現地のおじさんに飴をもらって機嫌上々。子供に優しいアラブ人気質にパレスチナでも触れることができました。
生誕教会は、2019年前に馬小屋があった場所に、後になって馬小屋を覆うように建てられたそうです。馬小屋そのものは残っていませんが、石造りの教会はとても大きく立派で、世界中からの観光客でごった返していました。
大聖堂?のようなメインの大きな空間は修復工事中で、工事用のシートの隙間から壁や床のモザイクを少し見られるぐらいでしたが、荘厳な雰囲気は十分伝わってきました。
たくさんの装飾できらきらと輝く祭壇の横に小さなアーチ型の入り口があり、地下へと降りる階段が続いています。下ると、狭い洞窟のような石の部屋の中に、生まれた場所、飼い葉桶の置かれた場所、3人の博士が贈り物を捧げた場所、などそれぞれの超重要スポットが布や柵、飾りなどで厳重に囲われて、静かに鎮座しています。
ハイ立ち止まらないでくださーい!な混雑ぶりで、人々のざわめきもすごかったはずですが、それを感じさせない静かな佇まいが素敵でした。
ベツレヘム観光はこの後アラブ料理のランチをいただき、土産物屋さんに立ち寄って終了。
いろいろ書きたいことはありますが長くなるので割愛します←すでに十分長い(^^;
現地のクリスマス、盛り上がっているんでしょうね。
エルサレムの宿はグロリアホテルです。初めて利用しましたが、趣のあるステキなホテルでした。眞
ロビーの様子です。眞
8日目 エルサレム観光(オリーブ山、ゲッセマネの園、鶏鳴教会、ダビデの町、ヒゼキアのトンネル、シロアムの池、ドロローサ、園の墓)→エルサレム連泊
ライオン門
オリーブ山へ
オリーブ山から見た、岩のドーム。
ゲッセマネの園の「オリーブの古木」。樹齢は800年ほど。眞 右側は「万国民の教会」
ヴィア・ドロローサ
第9ステーション:途中に十字架が置かれていたら、担いでください。眞
主イエスが十字架から降ろされて、置かれたとされる岩です。眞
ダビデの町
ヒゼキアのトンネル(533メートル)内を歩行しました。乾いた道もあり、恭仁子さんとカナン人の道へ。眞
ここから、3000年前の時代の地下に降りていきます。眞
何度歩いても楽しい、トンネルです。眞
トンネルを出た先に、「シロアムの池」があります。眞
後方が「シロアムの池」です。発掘はすべて終わっていません。眞
ゴードン将軍が見つけた「園の墓」です。眞
並んでも、中に入りたい墓です。みんなの背中の方角に神殿があるのです。墓の入口の右上にある穴は、メシアが来られたときに、墓の中の死者が知ることができるためのものです。眞
墓の中は「空」だったので、墓から出てくる人は不思議な表情になります。眞
9日目 エルサレム観光(岩のドーム、嘆きの壁、最後の晩餐の部屋、ダビデ王の墓他)、エンカレム→テルアビブ空港(20:55発)⇒
岩のドーム
この辺りから「自撮り」を覚えました。
西壁(嘆きの壁)
最後の晩餐の2階座敷
ダビデ王の石棺
鶏鳴教会の入口玄関ドア
カイアファの官邸
2000年前にすでにあったという「石の階段」です。主イエスが左のカイアファの官邸に引き立てられて歩かされた、その階段です。痛みが激しくなったため、現在は柵で囲まれているので歩くことは出来ません。眞
エンカレム
「チョコレート ハウス」
バプテスマのヨハネ記念教会
中庭には「ベネディクション」が各国の言葉で書かれています。
マリアがエリサベトを訪問した記念教会
今回は写真中心の報告になりました。務川さんから後編が届きましたら、追加いたします。眞