3月27日(8/9)
行程 エルサレム→テルアビブ (旧神殿境内、嘆きの壁、ダビデの町、エンカレム、園の墓) エルサレムのダン・ホテルで二度目の朝を迎えました。 朝食後、8:00出発。 バスの中で、詩篇134編を読み、祈って出発しました。
最初の訪問地は岩のドームです。 入場を待つ列に並んでいると、にぎやかな太鼓とクラリネットの音と歌声が近づいてきました。 「バル・ミツバ」を祝う人々でした。月曜日と木曜日に「バル・ミツバ」のお祝いが開かれるのだそうです。理由は、創世記1章に記されている天地創造の時、月曜日と木曜日には「神はよしとされた」という言葉が2回出てくるという、げんかつぎとのことでした。 「バル・ミツバ」は律法の子という意味で、13歳になると行う成人の祝いです。 1時間ほど並んでようやく入場です。 後ほど行く「嘆きの壁(西壁)」 男女のスペースには垣根が作られていて、垣根越しに女性たちが見ているのは、「バル・ミツバ」の祝いを喜ぶ家族たちです。 神殿の庭に入りました。 東を背にして写真を撮りました。背景はオリーブ山で、「主イエス涙の教会」が見えています。 黄金に輝く「岩のドーム」です。
神殿の庭を出て、西壁前の広場に移動しました。 「バル・ミツバ」の祝いでは、少年が自分で選んだ「タナハ」の部分を朗読します。 家族の女性たちが塀の向こうから、写真を撮ったり、お祝いのアメを投げ込んだり、にぎやかでした。 藤もきれいでした。
ダビデの町へ行きました。 カナン人のトンネルを通ってシロアムの池に行きました。 今回、わたしたちを喜ばせたのは、ヘロデ王時代の神殿からの道路が見つかったことです。下の絵はイメージ図です。 「ダビデの町」の入口までの400メートルほどの排水溝(道路の側道トンネル)を歩いて登ることができたことです。 主イエスが泥を作ってまぶたに塗り、「シロアムの池(シロアッハの池−遣わされた者の池)」に行って洗うように、といわれた盲人が歩いた道かも知れません。その横に作られていた排水溝なのですが、そこを歩くことができるなんて、 とてもうれしかったです。 この右壁の向こうには、2000年前の道がまだ眠っています。3年後には公開されているでしょうか。
ダビデ王の墓を眺めることのできる位置にある、レストラン「ラバン」で昼食を楽しみました。
その後、エン・カレムに行きました。 ガイドのチェックミスで、洗礼者ヨハネの教会はお休み時間で、入場できませんでした。待っている時間も無いので、「マリア訪問教会」へ向かいました。
洗礼者ヨハネの母エリサベトをナザレからやって来たマリアが訪問したことの記念の教会です。 庭には「「マリアの賛歌−マグニフィカト」が各国の言葉で記されているプレートが飾られています。
教会堂の坂を下ったところに、マリアが使ったという泉があります。
エルサレム最後のメニューは「園の墓」でした。ここを見つけたフランスの将軍ゴードンの名にちなんで「ゴードンのゴルゴタ」とも呼ばれます。 聖墳墓教会はカトリックの墓ですが、こちらはプロテスタントの墓です。 壁に空いた穴の位置から、ドクロのように見えるでしょう。問題なのは、この穴が来る度に大きくなっていることです。全部崩れてしまったら嫌だなぁ。 主イエスが納められたという墓です。明かり取りの穴はオリーブ山に向けて開けられています。メシヤは雲に乗ってオリーブ山に下りてこられると信じられているからです。 墓の中は2部屋になっています。 墓の中が空であったことを確認して出てきた妻です。 「神の子、イエス・キリストはよみがえられた」との碑が。 庭のスペースで、用意してもらっていたオリーブ細工の杯とマッツァーで「愛餐」をし、主の祝福を分け合いました。
8日間のバスの総移動距離は1500qでした。
ベン・グリオン空港に行って驚いたことは、3年前までわたしたちを苦しめていた、出国時の厳重な荷物チェックをしなくなっていたことです。この3月に入ってから、変更されたそうです。 X線透視機械は布をかけられていて、使用されず。わたしたちのトランクはいきなり航空会社の受付に持って行き、ベルトコンベアーに載せられたのです。ただし、「トランクには鍵をかけないように 」ということでした。 きっと、ラインの奥には爆弾と泥パックを区別できるような高性能のセンサーをもった機械が導入されたのでしょうね。3年後にはかつての機械は撤去されていることでしょう。 空港係官からは、グループのリーダーだけが、「旅行中にメンバーと離れてどこかに行ったものはいたか No」「メンバーでないものをバスに乗せたか No」「誰かから荷物を預かったか No」と質問されただけで、メンバーはフリーでした。 かつては、「出発時間の4時間前に空港に到着」が、お約束でしたが、これからは3時間前で十分です。(^O^)/
さて、何度も書いてきましたが、次回の聖書の旅を計画しています。 2017年3月17日〜28日の12日間です。 次回は、エジプト・ヨルダン・イスラエルの三ヶ国にまたがる旅を用意しています。 ぜひ、ご一緒しましょう。
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