イスラエル編

 

9日目です。

ユダヤ教のシナゴーグ(礼拝所)を訪問して、中を見せていただきました。

礼拝堂の中。中央に聖書朗読台。正面には「契約の箱」があるだけのシンプルな構造です。

「契約の箱」の中。律法の書物が3本。しめて、75万円相当とのこと。ユダヤ教は「聖書」とは呼ばず「タナハ(タナク)と呼びます。それは、内容である、トーラー(律法)、ネビイーム(預言書)、ケトゥビーム(諸書)の 3つの言葉の頭文字、TNK に母音を付したものです。

律法の書を朗読台にこう置きます。指で指すのは失礼なので、金色の指し棒を使います。ヘブライ語で「ヤド」といいます。意味は「指」です。

 

本日は、旧市街の中を歩きます。「ヴィア・ドロローサ」へ

もう一度地図です。

旧市街への入り口「ライオン門」から入ります。

ベテスダの池です。(ヨハネ福5:1−18)

 

ここから「ヴィア・ドロローサ」が始まります。

「ヴィア・ドロローサ」(Via Dolorosa)とは、主イエスがゴルゴタの丘まで、十字架の木を担がせられて歩かせられた、約1000メートルに及ぶ「悲しみの道」 のことです。

第1ステーションから第14ステーションまであるのですが、通常、第3ステーションがスタートとなります。

ちなみに、第1ステーションは、総督ピラトの官邸(アントニオの要塞)があった場所です。ここで、主イエスは死刑宣告を受けました。現在は小学校になっています。

第2ステーションは、同じ場所で、主イエスが鞭打たれ、茨の冠を被せられたところ。現在は「鞭打ちの教会」が建てられています。

第3ステーションです。主イエスが最所に倒れた場所。

第3ステーションの祈祷所の中です。

ポーランドのカトリック騎士団が小聖堂を建て、現在はアルメニア・カトリックの所有となっているそうです。

第4ステーション。主イエスの母マリアが見送ったところ。

第5ステーション。クレネ人シモンが主イエスと交代して無理矢理十字架を担がされたところ。(マタイ27:32)

右奥に見える小さな四角の部分は、主イエスが十字架の重さに耐えかね、そこに手をついたと言われる部分。

第5ステーションの祈祷所の中。