エルサレム第2神殿

エルサレムの1/50の模型

 ケデロンの谷から見た神殿。手前の城壁の内側に「ソロモンの柱廊」がある。写真で左側に「王の柱廊」があり、その廊の中央に「フルダ門」があり、ここから入場する。柱廊部には、神殿での献げものを売る店があった。

 城壁の内側、正面に見えるのが「美しの門」で、ここから神殿内部となる。異邦人(ユダヤ人以外の人)はこれから入ることはできなかった。神殿の左側が「異邦人の庭」であった。「美しの門」を入ると、「婦人の庭」となり、13の賽銭箱(ショファロート)が置いてあった。庭から15段の階段を上ると「ニカノール門」(銅製の扉を寄進したユダヤ人の名)があり、「イスラエルの庭(男)」に入る。この庭には、左から、燭台、祭壇、犠牲の動物を屠る台が2台置かれていた。その奥に建てられているのが「至聖所(ヘーハール)」。至聖所には、左右6室あり、左側手前に「切石室(リシュカト・ハガズィト)」があり、それがサンヘドリン講義室及び法廷で、主イエスが幼少時に学者と論じたり(ルカ2:46)、受難前には、神殿に来た人々に教えたところでもある(ルカ20:1−8)。

 サンヘドリンは、のちに「王の柱廊」に移された。

 *後日、配置図を載せます。