ユダヤ教

 ユダヤ教には、正当派、保守派、改革派があり、アメリカにはドイツ系改革派が多い。現イスラエルを建国したのは、正統派。

 ユダヤ人の祈祷所をシナゴーグ(別名:ベト・ミドラシ/学びの舎、ベト・テフィラ/祈りの舎、ベト・クネセット/集いの舎)と呼び、アメリカの改革派はテンプルと呼んでいる。

 シナゴーグの中は、祭壇(ビマー)のうしろにカーテン(バロヘット)があり、その奥に聖櫃(ハコデシュ)が安置され、その中に羊皮紙で作られた巻物(トーラー/モーセ五書)が収められている。 

 正統派のユダヤ人たちは、もみあげ(ベオット)をつけ、帽子(キッパ)をかぶります。女性は頭にスカーフをかぶります。さらに既婚女性はカツラ(ベルーク・シャイテル)をつけます。

 服装には、縁飾り衣服(チチット)、祈祷用ショール(ターリット)、あま布リンネルの混合服(シュアネズ)、三角縁取りの悪魔よけ(アムレット)を着用します。

 ユダヤ教の3大悪は偶像礼拝、殺人、姦淫であり、3大義務は旧約聖書(トーラー)、礼拝と労働(アボダー)、慈善行為(ゲミルス・ハサディム)です。

 ユダヤの暦は陰暦です。BC3761年を元年とし、7年間に3閏年で調整し、9月が新年で、年の初めになります。ちなみに、AD2000年はユダヤ暦5760年になります。現在使用しているユダヤ暦は、AD359年、ラビ・ヒレルによって作られました。

 ユダヤの一日は、日没に始まり、翌日の日没で終わります。