ドルーズ族

 ドルーズ族はモーセの妻の父でミデアン人祭司エテロの子孫といわれる。ミディアン人はネゲブからエドム地方の砂漠に住んでいた。

 11世紀、エジプトのナシュタキン・エル・ダルジが宗教を興すが、異端としてエジプトを追われた。ダルジの名から、ドルーズ族になったという。

 シリアに集団で住んでいたが、17世紀、イスラエル地方で起こったベドウィンの反乱鎮圧の功績で、カルメル山のイスフィア、ダリアトエル、カルメルを与えられた。彼らはアラブ人から身を守るために山岳地帯に住み、ユダヤ人のシオニズム運動に好意を寄せ、新生イスラエルに協力した。